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【2024年版】数字で見るInstagram(インスタグラム)最新動向まとめ
インスタグラムの最新動向調査
本記事では定量調査、定性調査結果のInstagramの発表を元に、最新動向と企業での活用方法についてご紹介します。
目次
国内の月間アクティブユーザー数
最新の調査結果では、Instagramの国内の月間アクティブユーザー数(MAU)は2,900万を超え、今もその数は年々ペースを上げながら増加を続けています。
MAUの推移
こちらが国内の月間アクティブユーザー数の推移となります。
2014年6月 400万人
2015年6月 810万人
2016年3月 1,200万人
2016年12月 1,600万人
2017年10月 2,000万人
2018年11月 2,900万人
2014年6月から2015年6月ではユーザー数の推移は400万人から810万人と410万人の伸びでしたが、2017年10月から2018年11月では2,000万人から2900万人で900万人も増加しており、その増加数は2倍以上とインスタグラムの伸長が近年さらに加速していることが伺えます。
このようにインスタグラムはいま国内で最も旬なソーシャルメディアといっても過言ではないでしょう。
各SNSとの比較
MAU(月間アクティブユーザー数)についてインスタグラムと他のSNSとを比較してみましょう。
それぞれ最新の調査結果の数字によると、主要SNSの中で最もMAUが多いのがLINEで7,900万人。次いでTwitterの4,500万人、Facebookは2,800万人となっており、インスタグラムの月間アクティブユーザー数はついにFacebookを超え、LINE、Twitterに次ぐ数となっています。
この数字からも、いまやInstagramは日本人にとって生活の一部となっていると言えるでしょう。
グローバルのMAU
それでは世界ではどうでしょうか。
全世界で見るとインスタグラムの月間アクティブユーザー数は10億を超えており、デイリーアクティブユーザー数も5億人以上となっております。ただし、FacebookのMAUは22億7,000万人とインスタグラムの2倍以上の数となっており、グローバルではまだまだFacebookの方がポピュラーであると言えます。
Instagramの利用率
Instagramの利用に関する調査では、およそ43%の人が去年と比べてさらにInstagramを活用するようになったと回答しており、インスタ人気の高まりはますます加速しているといえます。
この成長には、Instagramストーリーズの人気の高まりや、アンケートスタンプ機能などのインタラクティブな要素の拡充によるユーザー体験の質の向上、ショッピング機能の追加による利用の幅の広がりなどが寄与しています。
また、インスタライブやIGTVなどの動画コンテンツの活用も広がりを見せており、今後5Gの登場によりその流れにさらに拍車がかかることが予想されます。
男女別の利用率
Instagramは若年層や女性にのみ使われているという印象を持たれている方も少なくないのではないでしょうか。
最新の調査結果ではユーザーの男女比率の差は意外にもそこまで大きくなく、女性が57%、 男性が43%と、男女問わず活用されていることが伺えます。
男性向けのブランドだからInstagramを活用しても意味がないということは全くもってありません。もし今までそうお考えでInstagramをほとんど活用できていないマーケティングご担当者様は今すぐにアカウントの運用を始めましょう。
ブランドや商品、サービスのターゲット層を明確にし、訴求するためのストーリーを組み立て、Instagram上で展開することで、認知度を高め、ファンを増やし、売上のアップも見込まれます。
インスタユーザーが最もアクティブな時間
1日の中でInstagramが最も利用されている時間は就寝前であることが調査からわかりました。
インスタグラムの利用は、一日を通して朝から時間が遅くなるにつれ徐々に増えていき、夕方ごろに最初のピークを迎えます。
夕食時になると一時てきに利用が低下しますが、その後、就寝前から就寝時にかけて再び大きく利用が上昇します。日本国内のユーザーに関しては、男女ともにこの傾向がみられますが、早朝の時間帯の利用については女性の方が多い傾向にあります。
インスタグラムをよくチェックするタイミングとしては、最も多いのが自宅でくつろいでいる時:59%、次いで通勤時:31%、テレビを見ている時:16%、人を待っている時:16%となっています。また、3人に1人以上のユーザーが就寝前にインスタグラムを利用すると回答しており、日本のインスタグラムユーザーは「ダウンタイム」によくInstagramをチェックしているというということがわかりました。
ログイン時間
また、別の調査結果では日本のユーザーのインスタグラムへのログイン時間について面白いことがわかりました。
ユーザーはインスタグラムを利用する際、一度に長い時間ログインすることは少なく、1回のログインは短時間で、かつ何度もログインするという傾向があることがわかりました。
インスタグラムユーザーは、友達や企業の投稿するコンテンツを見逃さないように、頻繁にフィードやストーリーズをチェックして、前回のログイン以降に新しく投稿されたものだけをその時々でチェックするというかたちで利用しています。
特にストーリーズに関しては、投稿後24時間でコンテンツが見えなくなってしまうという手軽さから、利用するユーザーも多く、投稿数もここ数年で大きく数を伸ばしており、ユーザーによっては1日に何十投稿もするといったケースも珍しくなくなって来ています。
そのようにリアルタイムに更新されていくコンテンツを逃さずチェックするために、このような利用形態が一般化していると言えます。
国内ユーザーのストーリーズ利用率/投稿数
前項でも触れたようにInstagramユーザーのストーリーの利用率は非常に高い数字を示しており、国内のデイリーアクティブアカウントの70%がストーリーズを利用しているという調査結果が出ています。
また、その投稿数は2年前と比較すると約20倍と急増しており、今やInstagramにとってストーリーズはなくてなならない機能として、そのポジションを確立していると言えます。
Instagramをマーケティングに活用する際にも、ストーリーズの活用が成功を左右すると言っても過言ではありません。
ハッシュタグ検索回数
日本のInstagramユーザーの行動の特徴として、”ハッシュタグ検索”をよく活用することが挙げられます。
実際に国内でのハッシュタグでの検索回数は、グローバルの平均値と比較しておよそ3倍もの数となっており、ユーザーがInstagramでインスピレーションを受け、興味関心のあるコンテンツを発見するのに使われているということが見て取れます。
人気のハッシュタグを取り入れたり、ターゲット層のユーザーが検索しそうなハッシュタグを見極めるなど、ハッシュタグをうまく活用することで、自社のブランドや商品、サービスを多くのユーザーに発見してもらうことができます。
興味関心のあるコンテンツを見たり共有している割合
Instagramは1日を通して何度も使用され、世代に関わらず多くの人の生活の一部になっています。
日本の調査対象者のうち87%が、Instagramで興味関心のあるコンテンツを見たり共有しています。
ファッションや趣味のテニスに関すること、子育ての様子を投稿をし、日記代わりに活用したり、気になる車のメーカーを複数フォローし、次に購入する車種を検討したりと、各個人によってその活用方法は様々です。
1日に複数回Instagramを利用する人の割合は世代別に18-24歳は69%、25-34歳では57%、35-44歳では45%、45-54歳では37%、55歳以上でも35%と、若年層の方が多いとはいえ、50代以上の世代でも実に3人に1人はInstagramを大いに活用しており、全年代通じてInstagramの利用が浸透しているということがわかります。
このようにインスタグラムが日本で人気を集めるようになった理由の一つとして挙げられるのが、「コミュニティ感覚の高まり」であるといえます。
Instagramを利用する目的に関する調査では、2015年の調査時には「有名人の投稿を見ること」を利用の理由に挙げた人が多かったのに対し、今回の調査では「友達の投稿を見ること」を理由に挙げる人が多くなっており、これは前回の調査から大きく変化したポイントの一つです。
「友達の投稿を見るため」と回答した人が2015年の調査時には24%だったのに対し、2017年の調査では31%にまで上昇しています。
反対に、2015年には31%の人が「有名人の投稿を見るため」と回答していたのに対し、2017年では28%と、その数字が逆転していることがわかります。
また、61%の人が、リアルの友達や著名人とつながりを持つことに加え、Instagramのプラットフォーム上で自分と同じ興味を持つ人たちとつながり、情報を共有し、視野を広げることができるとも考えています。
Instagramユーザーが、毎日のようにInstagramを利用している理由は、自分が参加しているコミュニティでいつでも楽しさを共有でき、生活を向上させてくれるからです。
ユーザーの関心事は音楽やスポーツコンテンツ、ファッション、グルメなど幅広く、ユーザーの57%は、このプラットフォームを自分の興味のあるコンテンツや情報を収集したり整理したり、時には共有するために利用しています。
インスタグラムはユーザーにとって、最新情報の収集の場であると同時に、自分から情報を発信したり、共有する場として大いに活用されています。
ビジネスアカウントをフォローしている割合
Instagramはインスピレーションや興味関心にまつわる発見を求めて集まる場所です。
調査結果によるとInstagramを利用する目的として、最新トレンドの把握、有名人との交流、インスピレーションを受けるためと回答しています。
中でもビジネスアカウントによるコンテンツは、ユーザーからの関心度が非常に高く、ビジネスアカウントをフォローしている割合は80%にも及びます。
また、およそ50%の人が、Instagramで広告を見るとブランドへの関心が高まると回答しており、Instagramはビジネスからの情報収集にも活用されていることがわかります。
このようにInstagram上での企業からの情報発信は決して煙たがられるものではなく、むしろユーザーから有用な情報源として求められている存在と言え、
企業からの投稿を見ている割合
また、Instagramで見ている写真や動画として、ブランド・企業からのコンテンツは、著名人やインフルエンサーからの投稿と大きな差異はなく、注目度が高いということも調査から分かりました。
ブランドからの投稿がユーザーに見られている割合が42%に対し、著名人からの投稿は41%、インフルエンサーからの投稿は39%と、ブランドからの投稿は著名人やインフルエンサーからの投稿と同等以上見られており、調査結果からも企業のInstagramアカウントの運用がいかに重要かということがおわかりいただけると思います。
テレビを毎週は視聴しないと回答している割合
今回の調査ではInstagram以外のメディアに関してもアンケートを行なっています。
日本国内の調査対象者の3人に1人が、テレビを毎週は見ないと答えています。
テレビCMとInstagramを併用活用することで、テレビをあまり視聴しないターゲット層へリーチしたり、テレビCMとInstagram広告の重複接触によるメッセージの強化を実現できます。テレビCMでは、CMを見たユーザーが検索エンジンでブランド名や商品名を検索し、企業ページを見つけ、目当ての商品を探し、といったように購入までの障壁が多数ありますが、Instagram広告では広告を見た後に商品の購入ページまで、シームレスにユーザーを誘導することで購買行動に結びつけることができるため、これまで以上にビジネスがInstagramで高い成果をあげています。
調査でもInstagramではブランドと直接つながったり、Instagramからすぐに行動を取ることができたり、テレビCMと違った角度から商品について知ることができることにより購入につながったという声があり、実に83%の人がInstagramの広告がきっかけで購入等の行動を起こしたことがあると回答しています。
ブランドをInstagramで見ることに対して好意的と回答している割合
調査結果によると半数以上の57%もの人が、テレビCMでよく見かけていたブランドをInstagram広告で見かけることに対しては、好意的であると回答しています。
ただ、一方でテレビCMと同じ広告クリエイティブを、モバイルでも見たいと答えているのは9%にとどまっており、フォーマットを考慮したクリエイティブを制作することが、極めて重要であることを表しています。
企業側もクリエイティブの使い回しは避け、Instagram向けにモバイルに適したものを用意することが望ましいですが、毎回それぞれのフォーマットに適したクリエイティブを制作することが難しいこともあると思います。
Instagramには、既存のクリエイティブ素材を活用して手軽にモバイル向けのフォーマットに変換できる機能も備わっているため、うまく活用することで工数を削減しつつ最適なフォーマットを手軽に用意することができます。
例えばInstagramストーリーズ広告なら、自動変換機能で没入感のあるフルスクリーンのコンテンツの展開ができ、商品やサービスを魅力的に紹介することができます。
また、Instagramストーリーズにはアンケートスタンプなどインタラクティブ要素があり、消費者の声を直接聞くことができるといった新しいコミュニケーションの方法をテストすることもできます。
利用が急拡大しているInstagramストーリーズを、ビジネスで活用してみましょう。
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いかがでしたでしょうか。
Instagramをまだ本格的にビジネスに活用していない企業様はこの機会にぜひ活用を始めることをおすすめします。
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